長崎かくうちの記録

長崎やその他もろもろいろんな場所の酒屋酒場なんかで呑んだ実録ノートですねん。

朱欒(ざぼん)@諏訪神社前

長崎で永く営業している老舗居酒屋ってどこだろう?

 

料亭や料理店なんかじゃ創業江戸年間なんてありそうだけど、居酒屋だと昭和一桁からやっている店すらも聞いたことがない。

 

東京なら『鍵屋』『みますや』みたいな創業100年以上の居酒屋があるよね。

 

やっぱり長崎みたいな地方都市で居酒屋が戦前から続くのって難しいのかな。

 

特に長崎は原爆投下の歴史もあるしね。

 

先日行って来たこの店、

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創業は1953年らしいです。創業61年。

 

ココは創業云々よりも長崎居酒屋の名店として有名ですよね。

 

長崎人だけではなく、県外から来た人にも人気。

 

でも敷居が高そうなんでこれまで入ったことがなかったんすよ(笑)

 

そして今夜やっと立ち寄ることができた・・・

 

初めてなんでドキドキなんですが(笑)

 

まずは様子見でビールを(笑)

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ビールは瓶のみ。銘柄はクラシックラガースーパードライ。であればクラシックラガーで乾杯っす(笑)

 

お通しは二品つきました。ゴーヤーと魚の佃煮、そして茸と青菜の煮びたし

 

敷居の高そうな外の店構えとは違い、中はけっこう和気あいあいでしたね。

 

特に女将の表情や楽しい話は初めて来た客も軟らかくほぐしてくれる。

 

自分もドキドキ(笑)な緊張感はなくなり、いつもの呑み人にかわれたような(笑)

 

そうなりゃ二杯目は日本酒だ(笑)

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佐賀の鍋島純米一合を冷たいやつで。

 

日本酒とくれば、

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肴が必要。刺身盛り合わせを、今宵は鰯、シメサバ、ヒラス。

 

ココは5〜6人座れるカウンターと小上がりがありました。

 

客は小上がりに団体、カウンターには県外から来ている方がもうひとり。

 

もちろん団体は大声も出て楽しそうに、一人客はしっぽりゆるりと過ごしていましたよ。

 

酒はすすみます(笑)二杯目は浦霞純米。そしてココの名物、

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朱欒揚げも注文。

 

朱欒揚げとはいわゆるさつま揚げです。でも胡麻が入り、長崎らしい甘さも加わりかなり美味しかったです。

 

カウンター前には有名焼酎や梅などの漬けられた瓶。

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酒にも食にもこだわっているのを感じることができます。

 

また洋風な調度品が長崎を醸し出していますね。ココはまさに長崎です(笑)

 

そういえば大女将が挨拶にきました。

 

可愛い(?)90歳。店に出ていることが楽しそうだったのが印象的。

 

酒、料理、器、対応、雰囲気などなどいろいろとってもココは評判通りの店でした。

 

さてそろそろ時間です。

 

〆に腹にたまるモノでも食べて帰ろうと思います。

 

噂じゃカレーライスなんかもあると聞いたのですが、この日は無し。

 

なのでのっぺ汁をいただきましたよ。

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で、勘定は5000円ちょっと。

 

楽しい気分は満喫できましたし、ごちそうになりました。

 

お金貯めて、また来ますね(笑)

 

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